外壁・屋根塗装／雨樋・門扉補修

本工事では、築年数の経過に伴う外装全体の劣化を対象に、屋根・外壁塗装、外壁の一部補修、雨樋交換、そして門扉・塀の塗装を実施しました。いずれも美観の回復だけでなく、長期的な耐久性の向上を目的としています。まず外壁については、表面にチョーキング（粉化現象）が広く発生し、クラック（ひび割れ）も見られたため、足場仮設後に高圧洗浄と丁寧な下地処理を行いました。特に過去の補修跡が目立つ箇所には再シーリングを施し、周囲との段差をなだらかに整えることで、塗装後も自然な仕上がりとなるよう調整しています。塗料には耐候性・低汚染性に優れたシリコン系塗料を使用し、下塗り・中塗り・上塗りの三工程を厳守。ムラや塗り残しが出ないよう、細部にまでこだわって仕上げました。雨樋に関しては、経年劣化による変形や割れ、勾配不良により機能が損なわれており、すべて撤去した上で新しい塩ビ製雨樋を取り付け、支持金具の間隔や角度を慎重に調整。雨水がスムーズに排水されるよう仕上げました。また、門扉および塀の塗装も今回の工事に含まれており、こちらは外壁との統一感を意識したデザインで施工。門扉は金属製のため、ケレン作業（さび落とし）と錆止め塗装を徹底した後、耐久性の高いウレタン塗料で仕上げました。塀についても、汚れや黒ずみが目立っていたため、高圧洗浄と下地調整ののち、外壁と同色系統で再塗装し、住まい全体の印象が引き締まるよう工夫しています。

外壁屋根玄関雨樋