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門扉の役割

門扉は、玄関よりも手前に設置されており、敷地と外部を区切る役割を果たしています。ただの出入り口ではなく、さまざまな機能と利点を備えています。
防犯面での効果
門扉があることで、敷地内への侵入を一段階防げるため、空き巣などの被害に遭う確率が大幅に下がるとされています。見た目にも「防犯意識の高い家」と印象づけることができ、犯罪抑止効果があります。
プライバシー保護にも貢献
門扉には目隠し効果もあり、通行人の視線を遮ることで、生活空間のプライバシーを守る役割も果たします。住宅密集地では特にその効果が高まります。
子どもやペットの飛び出し防止
鍵付きの門扉であれば、小さなお子さんやペットが誤って外に出てしまうのを防ぐことができます。家庭内の安全対策としても門扉は有効です。
参考:門扉があれば、いいことたくさん!「おうちの顔」門扉を徹底解説! | 全国ガーデン情報サイト「お庭の窓口」
しかし、門扉は屋外に設置されているため、常に風雨や紫外線にさらされます。その結果、サビ・変形・色褪せ・部品の故障など、さまざまな不具合が起こりやすいという側面もあります。
門扉の修理方法は?

門扉は毎日使う場所のため、扉がガタガタしたり、閉まりにくかったりなどの不具合に気づくことがあります。門扉は屋外にあるので、天候や災害の影響を受けやすく、劣化も早い傾向にあります。ここでは 門扉によく起こる劣化症状と、修理方法をご紹介していきます。
扉がぐらつく場合
扉ががたついたり、ぐらぐらする原因は、肘壺のネジがゆるんでいるケースが多々あります。 肘壺とは、門扉の柱に取り付けるつぼ状の金物で、扉に付けた肘金をはめ込んで蝶番と同じように、扉を開閉させるための金具です。
大抵の不具合は肘壺のネジを締め直すことで、改善します。単純にネジを締めるだけなので素人でもできると思いがちですが、意外とコツが必要です。作業に自信のない方は、プロに依頼することをおすすめします。
門が開閉できない場合
門扉の開閉ができないときは、主に以下のような原因が挙げられます。
- 肘壺が破損している
- 錠が破損している
- ハンドルの内部が破損している
- 扉がずれている
このように、門扉にある部品が破損していることが多く、素人が修理することは難しい不具合です。また、扉がずれていることにより、門扉が開閉できないときは、肘壺のネジを締め直すことで、開閉ができるようになることもあります。ただし、門扉は重量があるので、素人の作業は危険を伴います。
鍵が閉まらない場合
自宅の防犯対策として、鍵付きの門扉を取付けている家庭は多くみられます。日常的に鍵を閉めておくことで、空きや不審者が敷地内に侵入してくる心配が軽減され、安心感が得られます。
鍵が閉まらない不具合が起こると、防犯面でも不安になりますので、早急に対処する必要があります。 しかし、自分で処置をすると、状態をさらに悪化させてしまうことがあります。症状に応じて、適切な処置をしなければなりません。鍵が閉まらないときの原因は、主に以下の3つです。
- 鍵の内部が劣化している
- 鍵穴に異物が詰まっている
- 扉が歪んでいる
鍵の内部が劣化している場合は、業者に錠の交換もしくは、修理をしてもらいましょう。鍵穴に異物が詰まっている場合は、市販の空気が出るスプレーを使用すると異物を取り除けることがあります。また、門扉の扉が歪んでいる場合は、蝶番のねじを締め直すなどしてご自身で対処できることがあります。
しかし、あくまでも応急処置なので、不具合が改善されないときや自信がないときは、業者に修理を依頼してください。
門扉の外観が劣化している場合
門扉は家の雰囲気を印象づける大切な箇所のひとつです。 下記のような様々な素材の中から、建築物や外壁などと調和する素材を選ぶのがポイントです。
鉄製(スチール) | 重厚感があり装飾性にも優れた素材で、クラシックなデザインや重厚な外観に適しています。一方でサビが発生しやすく、風雨や湿気によって腐食が進行します。美観と強度を保つためには、防錆処理や定期的な塗装メンテナンスが必要不可欠です。 |
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アルミ製 | 軽量でサビに強く、モダンな住宅やシンプルな外構に適しています。腐食に強いのが特長ですが、表面の塗膜は紫外線で劣化しやすく、白化(チョーキング)や色褪せが見られることも。定期的な清掃と必要に応じた塗り直しが推奨されます。 |
ステンレス製 | 耐久性・耐候性ともに非常に高く、メンテナンスの手間が少ない素材です。光沢のあるシャープな印象が特徴的ですが、沿岸部や工業地帯などでは錆びが出ることもあり、油分や汚れがつきやすいため、定期的な清掃での美観維持が重要です。 |
樹脂製 | 軽量で加工性が高く、木目調などナチュラルなデザインにも対応できます。サビの心配はありませんが、紫外線による色褪せや変形、割れが起こりやすく、耐候性にやや不安がある素材です。屋根のない場所への設置や直射日光が強い地域では注意が必要です。 |
木製 | 自然な風合いと温もりが魅力で、和風・ナチュラルテイストの外構に好まれます。しかし湿気や雨による腐食・カビ・シロアリ被害、紫外線による色あせやひび割れといった劣化が進みやすい素材です。防腐・防虫処理と、定期的な塗装やオイル仕上げによる保護が必須です。 |
選ぶ素材によって、質感や仕上がりがそれぞれ異なります。門扉は、紫外線や雨風などの影響を直に受け、次第に表面が劣化してきます。そのため、定期的なメンテナンスは必須です。
塗装による表面メンテナンス
門扉の外観が劣化してきた際、最も手軽にできる対処法は塗装のやり直しです。ただし、門扉は訪問者や通行人の目に最も触れやすいため、仕上がりの品質が非常に重要です。
特にデザイン性の高い門扉の場合、自分で塗装を行うとムラや失敗が目立ちやすいため、不安がある場合は専門業者に依頼するのが安心です。
参考:門扉が壊れたら修理できる?よくあるトラブルとメンテナンス方法について解説!|住むを楽しむ「スムタノ」
門扉の修理費用は?

門扉が故障した際、「修理にいくらかかるのか不安」という方も多いでしょう。実際には、修理内容や業者の提案によって費用に大きな差が生じることがあります。ここでは、代表的な修理項目とそのおおよその費用相場をご紹介します。
門扉・門柱の修理や扉の取り替え | 門扉の開閉がしにくい、傾いている、ガタついているといった症状がある場合、部分的な修理で対応できることもあります。この場合の費用は1万〜10万円前後が目安です。しかし、損傷の程度が大きく、門扉自体を丸ごと交換する必要があるケースでは、15万〜50万円ほどと高額になることもあります。状態によって金額に大きな差が出るため、事前に業者へしっかりと見積もりを依頼することが重要です。 |
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鍵のトラブル | 門扉の鍵に異物が詰まったり、開閉できなくなったりするトラブルの場合、簡単な処置で済むこともあり、その場合は1万円未満で対応できるケースもあります。しかし、鍵そのものを交換しなければならない場合は、1万円以上かかることが一般的です。 |
蝶番の修理・交換 | 蝶番にゆるみやサビが発生していると、扉の開閉に支障をきたすことがあります。こうした症状は、蝶番の修理や部品交換で改善されることが多く、費用も5千円〜2万円程度と比較的手軽です。 |
門扉の塗装 | 門扉の表面が色あせたり、サビや汚れが目立ってきた場合には、塗装によって見た目を美しく保つことができます。特に鉄製や木製の門扉では、塗装によって耐久性も高まるため、定期的なメンテナンスとしておすすめです。費用の目安は、門扉のサイズや素材にもよりますが、1万〜5万円程度とされています。 |
門扉の修理費用は症状や素材、修理内容によって大きく変動します。納得のいく修理を受けるためには、複数の業者から見積もりを取り、内容と金額を比較することが大切です。
まとめ

門扉が故障してしまった際の修理費用の相場と修理方法を解説しました。そのまま放置してすると、空き巣による被害などのリスクが高まり、結果的に修理代が高くつくなど、さまざまな被害が生じかねません。異常に気がついたら、最悪の事態になる前に、なるべく早めにプロに修理を依頼しましょう。
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