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シロアリの被害に保険は使える?

シロアリの被害に遭った時、加入している保険でシロアリ駆除費用を賄うことができるのかは、気になる要素ですよね。この記事では、シロアリの被害に遭った場合に、使うことができる保険やシロアリ駆除費用を抑える方法を紹介します。
シロアリの被害は保険の適用にならない
シロアリの被害には、基本的に保険を使うことができません。しかし、自然災害により誘発されたシロアリ被害に対しては火災保険が適用されることもあります。ただし、火災保険の適用を受けるには原因を証明する必要があり、証明できるものを提示する必要があります。
火災保険には、各社さまざまな種類があり、オプションによって保険の補償内容も違います。シロアリ被害に対応している火災保険はほとんどないことから、シロアリ被害に遭った場合、基本的に自己負担となります。
▶︎ 火災保険で修理できるもの・できないものとは?対象物や適用条件を解説!
シロアリ駆除費用に火災保険が適用されるケース

火災保険は、基本的には建物や家財を対象とする保険なので、どの火災保険でもシロアリの被害に遭った場合は適用対象外となることがほとんどです。火災保険は、火災や自然災害が原因となり建物に被害が生じた場合に限り適用されます。保険の補償内容は、保険会社や契約内容により異なります。
しかし、自然災害が誘発したシロアリの被害に限り、火災保険が適用されることがあります。火災保険以外に、住宅関連では家財保険がありますが火災保険同様、シロアリの被害には、適用外のケースがほとんどです。
シロアリ被害に火災保険が適用されるケース
シロアリ被害に、火災保険が適用されることは難しいということを述べましたが、火災保険で補償されるケースも一部あります。ここでは、シロアリ被害に火災保険が適用されるケースについて解説します。
火災保険が適用されるのは、台風などの風害や雪害による雨漏りや天災の被害による水漏れが原因となり誘発されたシロアリ被害です。雨漏りや天災など火災保険の保障範囲内で発生した被害である点が挙げられます。以下に詳しく解説します。
台風による雨漏り | 台風による雨漏りが原因となりシロアリが発生した場合、火災保険が補償される場合があります。これは、シロアリ被害に対する補償ではなくシロアリ被害の原因となった自然災害に対しての補償です。 |
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自然災害による雨漏り | 自然災害による水漏れが原因となりシロアリの被害を受けた場合も、火災保険で補償される場合があります。この場合、被害の状況を確認できる資料があるとスムーズに進みます。 |
雪害による被害 | 雪害により住宅が破損したことが、シロアリ被害につながった場合も補償される場合があります。火災保険は、積雪による被害も補償されるため、雪害に対する補償をシロアリ駆除に充てることもできます。 雪害による被害に遭った場合は、経年劣化による損傷と判断されることがあるため早急に保険会社に連絡するのがおすすめです。 |
シロアリ駆除業者の保険
シロアリ駆除を専門に行う業者は、独自のシロアリ保険を設けている業者があります。シロアリ駆除工事後、万が一シロアリが発生した場合には、このような保険を活用することによって、シロアリ駆除の費用や建物の修繕費用が補償されます。
シロアリ駆除専門業者が独自に設定しているシロアリの被害に対する保険は、業者により保証期間や内容が違います。例えば、工事内容により保証対象とならない場合や保険内容の充実度、保証金額、保証金額に上限が定められているなど違いがあります。
シロアリの駆除工事を検討するタイミングやシロアリ駆除工事を行う際に、保険加入を検討するのであれば、保険の保証内容などを比較しながらシロアリ駆除業者選びをするのもおすすめです。ひとつの参考として保険内容を、比較してみてください。
参考:シロアリ被害に保険は使える?費用を抑える方法とは|CO-OP住宅生協・生活協同組合・消費者住宅センター
確定申告の雑損控除を活用する

通常、シロアリ被害は火災保険などの補償対象外ですが、確定申告の「雑損控除」を利用することで、シロアリの駆除費用や住宅修繕費の一部を控除することが可能です。
雑損控除の概要
- シロアリ被害が一定以上の金額の損失と認められる場合、「災害による資産損失」として申告できます。
- 条件を満たせば、駆除費用の一部が戻ってくる可能性があります。
雑損控除を受けるための条件
申告できるのは、以下の条件をすべて満たす場合です:
駆除内容 | 業者による駆除工事のみ(※予防工事は対象外) |
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所有者 | 納税者本人が所有する住宅に限る |
証明書類 | 駆除費用の領収書が必要 |
その他 | 業者名、施工日、内容が明記された書類を保存 |
※「DIY」「自分で薬剤を使った駆除」「予防工事費用」は対象外です。
申請に必要な書類一覧
確定申告で雑損控除を受ける際には、以下の書類を準備しましょう。
- シロアリ駆除業者の領収書
- 本人確認書類(運転免許証など)
- マイナンバーカード(または通知カード)
- 確定申告書AまたはB
- 源泉徴収票(給与所得者のみ)
- 還付金の振込先口座情報
- 印鑑(シャチハタ不可)
申請方法と注意点
- 申請は「確定申告」または「還付申告」で行います。
- 必ず申告期限内に提出してください。
- 書き方がわからない場合は、最寄りの税務署に相談しましょう。
まとめ

シロアリの被害に使える保険はありませんが、自然災害により誘発されたシロアリの被害には火災保険が適用されることがあります。
シロアリ駆除後に、シロアリ被害に遭った場合は、シロアリ駆除業者の保険を使えることもあります。ただし、確定申告の雑損控除で申告することで還付を受けることができるため、制度を有効的に活用しましょう。
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