目次
ウッドデッキのお手入れ手順

ウッドデッキは、一年を通して直射日光や雨に晒される過酷な状況下に置かれています。きれいな状態を保って長持ちさせるために、正しいお手入れの方法を理解しましょう。
ウッドデッキの材料である木材にとって水分は大敵です。木材は水分によって膨張乾燥を起こし、ひび割れてしまうこともあります。ひび割れ部分に水分が溜まると、そこから腐食しやすくなるため、しっかりと防水対策をしましょう。
お手入れ手順
1. 土や砂を取り除く | ほうきを使って掃き掃除をします。普段のお手入れはこれだけで十分です。特に落ち葉は水分を含みやすく、そのままにすると塗装の劣化やコケの原因となります。また、砂埃の中には腐朽菌が含まれていることもあり、放置すると腐食の原因となります。 |
---|---|
2. 2か月に一度、デッキブラシでこすり洗いする | 雨シミやコケがついたばかりなら、デッキブラシを使ってこすり洗いすれば落とせます。木目に沿ってこすり、雑巾で拭き上げしましょう。濡れたままにしておくと、せっかく落としたコケがまた発生してしまったり、カビや腐食の原因となります。季節や天候によっては日光で乾燥させることもできますが、できれば乾拭きも実施しましょう。 |
3. 頑固な汚れは中性洗剤 | 頑固な汚れには中性洗剤を利用してこすり洗いして、しっかりと洗い流しましょう。カビが生えてしまった場合は、漂白剤で根絶やしにするのが効果的ですが、漂白剤を含んだ排水は周りの植物に悪影響を及ぼしてしまうため、排水場所に注意しましょう。 |
4. 1年に一度、塗装する | 塗装は見た目の美しさを保つだけではなく、紫外線対策や腐食防止の効果もあります。木材の伸縮に対応できる浸透性のある塗料の「オイルステイン」を使うことがおすすめです。 |
ウッドデッキをきれいに保つポイント

ウッドデッキは日頃から使い方に注意したり、点検することで、安全な状態できれいに使い続けることができます。覚えておくと便利なきれいに保つポイントについて解説します。
プランターを置きっぱなしにしない
家庭菜園のプランターやデッキガーデニングの植木鉢は、底面に湿気が溜まります。定期的に動かして、常時湿った状態になるのを防止するか、すのこやスタンドを使って浮かせて置くようにしましょう。
反りやひびを見つけたら応急処置
こまめにお手入れをしていても、床材が反って釘(くぎ)が飛び出してくることや、小さなひびができることを全て防ぐことは難しいです。けがをする危険性もあるため、見つけたらすぐに応急処置をしましょう。
▶︎ ウッドデッキが故障した…。原因や自分でできる修理方法をご紹介
もし修復が難しい場合は修理を依頼する
しばらく手入れがされていなかった場合には、木材の割れなどから手に釘が刺さってしまったり、ウッドデッキ自体が倒壊してしまうなど、思わぬ事故に繋がってしまうケースもあります。
そのため、応急処置で対応が難しいと判断した場合には、なるべく早めにプロに修理を依頼しましょう。
バーベキューなどの汚れには中性洗剤を使う
ウッドデッキでバーベキューを楽しむ方も多くいらっしゃいます。バーベキューなどで付いた食べこぼしや油汚れによるシミには中性洗剤が最適です。木材に焦げができてしまった場合は、表面をサンドペーパーで削って必要であれば、部分的にオイルステインなどで塗装をしておくと安心です。
降雪地域は冬場にブルーシートなどで保護する
雪の水分と積雪した重さはウッドデッキの劣化を早める原因になります。降雪前にブルーシートで冬囲いして水分に晒されることを防ぐことと、小まめに雪下ろしをして余計な荷重を掛けないことで、雪の影響を最小限に留めることができます。
雪解け後に冬囲いを外したあとは、破損がないか点検が必要です。また、すぐに使わずに数日乾燥させてから使用するようにしましょう。
ウッドデッキの塗装手順

ウッドデッキの塗装は、基本的には年に一度がおすすめです。立地条件や日当たりによってもタイミングは異なるため、木地が見えてきたら再塗装が必要だと覚えておきましょう。塗装は乾燥に時間がかかるため、できるだけ天候が良く湿度の高くない日に実施します。
使用する塗料は、木部に浸透していく「オイルステイン」がおすすめです。さらさらした塗料のため、伸びがよく塗りやすいのが特徴です。また、木の中に染み込ませるタイプの塗料のため、刷毛跡が付かず、はじめて塗装する方でも比較的扱いが簡単です。
準備するもの
・ デッキブラシやモップ
・ サンドペーパー
・ 養生用マスカー
・ 塗料と塗料カップ
・ ハケ
塗装手順
1. 汚れを落とす | 雑巾やモップで表面の汚れをしっかり落とします。凹凸やどうしても落ちない汚れはサンドペーパーでこすり落として、木くずはしっかり取り除きます。汚れが残ったままだと、塗料が浸透しづらくなってしまうため、必ず丁寧に作業しましょう。 |
---|---|
2. 周囲を養生する | デッキドアの水切りや周囲の外構などに塗料がつかないようにシートをかけて保護します。養生シートとマスキングテープが一緒になったマスカーを使用すると時短できます。 |
3. 塗装する | 缶を振ってよく混ぜてから塗料を出します。木目に沿って塗装して、半日程度乾燥させます。よく乾燥させたあともう一度塗って乾燥させます。2度塗り終了後、丸一日は入らないようにしましょう。 |
まとめ

ウッドデッキのお手入れ方法ときれいに保つポイントについて解説しました。塗装の劣化や汚れに気が付いたら、早めに対処してきれいな状態を保つようにしましょう。日頃のお手入れの参考としていただければ幸いです。
弊社は全国対応で、住宅リフォームを中心とした各種サービスを提供しております。
経験豊富なアドバイザーが無料で現地調査を行い、お客様のご要望やお悩みに沿った最適な施工プランをご提案いたします。大規模な改修から小さな修理まで、精鋭の営業スタッフと熟練の職人チームが一丸となって、迅速かつ丁寧に対応いたします。
また、太陽光発電や蓄電池、エコキュートをはじめとした省エネ設備の導入や光熱費削減につながる断熱リフォーム、環境負荷の少ない住宅づくりにも力を入れております。これからの時代に欠かせない“エコリフォーム”をお考えの方にも、しっかりと対応可能です。
- 修理できるのかを知りたい…
- 外壁塗装の仕上がりイメージがつかない…
- 火災保険を使える修理なのか知りたい…
- 雨漏りしていて困っている…
- 屋根の老朽化が気になる…
- カビや結露が発生しやすい…
- 光熱費を抑えたいので断熱リフォームを考えている…
- 電気代が上がってきたので、太陽光発電や蓄電池を検討している…
- エコキュートの使い方や買い替え時期に悩んでいる…
- 省エネリフォームの補助金について詳しく知りたい…
このようなお悩みをお持ちの方は、まずはお気軽に無料の現地調査をご依頼ください。
リフォームも、エコも、お住まいのことならすべて弊社にお任せください!