外壁に黒い汚れがついてしまった!黒い汚れの原因ときれいにする方法を紹介


外壁に黒い汚れがつくのはなぜ?

新築当初は真新しかった外壁も、年数が経つと少しずつ黒ずみや汚れが目立つようになります。とくに気になるのが、黒い筋状の汚れや黒ずみ。見た目にも清潔感が失われてしまい、「掃除で落ちるの?」「塗装が必要?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、黒い外壁汚れの種類・原因・放置のリスク・対処法について、丁寧に解説します。
黒い汚れの主な種類と原因
雨だれ汚れ | ■ 見た目の特徴: 外壁に沿って縦にスッと伸びた黒いスジ状の汚れ ■ 原因: 窓サッシや換気口、雨どいなどの出っ張りに溜まったホコリや排ガス成分。雨が流れ落ちるときに、それらの汚れを一緒に引きずりながら流れ落ち、筋状に残留。長期間放置すると、外壁にこびりつき洗浄でも落ちにくくなる ■ よく見られる場所: ・窓の下 ・ベランダ・バルコニーの腰壁 ・換気フードや給気口まわり ・外壁から突き出した構造物の下 |
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外気の汚染物質やカビ | ■ 見た目の特徴: 広い範囲で全体的に黒くくすんでいる、薄汚れた印象 ■ 原因: 空気中のホコリや排ガスが、外壁表面の細かな凹凸に入り込む。特に、雨が当たりにくい場所は自然洗浄されにくく、汚れが蓄積。換気扇や排気口まわりでは、ススや油分を含んだ排気による汚れも発生 ■ よく見られる場所: キッチン換気扇の外壁まわり(油汚れ) 浴室の換気口付近(湿気 → カビ) 北側の壁面(風通し・日当たりが悪く湿気がこもる) |
黒い汚れがつきやすくなる「根本的な原因」
原因は外壁塗装の劣化
外壁に塗られている塗料(塗膜)には、本来防汚性や防水性があり、雨水と一緒に汚れが流れ落ちるようにできています。しかし、経年劣化によって以下のような変化が起こります:
- 塗膜が薄くなったりひび割れたりして、保護機能が低下
- 表面がザラつくことで汚れが付着しやすくなる
- 雨が汚れを落とす力も弱まり、どんどん蓄積していく
こうした劣化が進むと、美観の問題だけでなく、外壁材そのものの傷みや雨漏りリスクにもつながります。
自分できれいにする方法

外壁についた黒い汚れは、軽度の汚れであれば、自分できれいにすることも可能です。ここでは、外壁の黒い汚れを自分できれいにする方法を紹介します。
水洗いする
外壁の黒い汚れを見つけたら、まずは水洗いしてみましょう。家を建ててからの経過年数が少ない場合や、汚れがついてから時間が経っていない場合は、水だけでも黒い汚れを落とせます。
外壁の凹凸に汚れが入り込んでいる場合は、やわらかいスポンジやブラシで優しく洗うのがおすすめです。金たわしや金属製のブラシは一見汚れが落ちやすそうに思えますが、外壁材や塗膜が傷んでしまいますので避けましょう。
洗剤で洗う
水洗いだけでは落ちない場合は、洗剤を使用します。外壁の塗装を痛めないよう中性洗剤の使用がおすすめです。頑固な汚れには、市販されている外壁汚れ用の洗剤を使用するのも良いでしょう。
▶︎ 外壁の緑汚れの原因は?自分でできる対処や掃除の方法をご紹介
高圧洗浄機を使うのは慎重に
家庭用の高圧洗浄機でもきれいに掃除できます。しかし、圧力の強さ、外壁の材質、経年劣化の具合によっては、塗膜や外壁材が剥がれてしまう可能性がありますので、使用には細心の注意が必要です。
参考:外壁洗浄のための高圧洗浄機の選び方・使い方 | ケルヒャー
高所は自分で作業しない
地面から手が届かない外壁の範囲は、自分で清掃しないようにしましょう。脚立や足場を使っての清掃は、落下してケガをする恐れがあります。無理をせず、プロに任せるのがおすすめです。
外壁の再塗装が必要なサイン

自分で黒い汚れを落としきれない場合や、きれいにしても、またすぐに汚れがついてしまう場合は、外壁の再塗装が必要な可能性があります。
外壁塗装の寿命は、一般的に10〜20年とされていますが、環境によっては早まることもあるでしょう。ここでは、外壁の汚れ以外で再塗装が必要なサインを紹介します。
外壁の色が薄くなった
新築時の壁の色よりも薄くなってきたと感じた場合は、外壁の塗膜が劣化してきているサインです。
紫外線や酸性雨の影響で、塗料の成分が変化したり分解されたりすることで、色があせていきます。色あせを元に戻すことはできないため、美観を整えたい場合は再塗装が必要です。
外壁をさわると手に粉がつく
外壁の表面を手でさわってみましょう。チョークのような粉がつく場合は、塗料の劣化によるチョーキングという現象が起きています。
外壁の塗膜は、紫外線や風雨の影響で徐々に劣化していきます。チョーキングが起きる程度まで劣化すると、外壁を保護する力がほとんど無いと判断できるため、再塗装が必要な目安となるでしょう。
外壁のつなぎ目がひび割れている
サイディングなど外壁の種類によっては、つなぎ目をコーキング(シーリング)材というゴムのような弾性と防水性がある樹脂で埋めています。
外壁のつなぎ目から水分が浸入するのを防ぎ、外壁材そのものの膨張や収縮で起こるズレを吸収するのがコーキング材の役割です。
コーキングの寿命はおおよそ5〜10年です。このコーキング剤は劣化とともに硬くなり、ひび割れたり剥がれたりしてしまいます。一般的に外壁の塗膜よりも早く寿命を迎えるため、外壁塗装の寿命も近いと判断できるサインになるでしょう。
▶︎ 外壁塗装は何年ごとが目安?塗料ごとの耐用年数・塗り直す必要性を解説
まとめ

外壁の黒い汚れは自分できれいにすることもできますが、汚れを落としきれない場合や、手が届かない箇所の汚れはプロに任せるのが安心です。
外壁塗装の役割は美観だけでなく、外壁材を風雨や紫外線から守り、建物を長持ちさせます。繰り返す外壁の汚れは外壁塗装が劣化しているサインですので、お気に入りの我が家に長く住めるよう、外壁の再塗装を検討しましょう。
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