

台風での雨漏りは修理が必要?

台風や暴風雨のあと、「天井からポタポタと雨漏り…」「壁が湿っている気がする」といった症状に気づいたことはありませんか?実は、台風被害による雨漏りは決して珍しいことではありません。風で屋根材が飛ばされたり、経年劣化していた部分から水が浸入したりと、原因はさまざまです。
雨漏りを放置すると、家全体に深刻なダメージが!
雨漏りをそのままにしておくと、水が構造材(柱や梁)にまで染み込み、腐食やカビの原因になり、建物全体の寿命を縮めてしまう恐れがあります。特に台風など自然災害が原因の場合は、早急に専門業者に相談し、修理を行うことが非常に重要です。
火災保険が使える可能性も
意外と知られていませんが、台風や強風で発生した雨漏りについては、火災保険が適用されるケースがあります。保険が適用されれば、実質自己負担なし、または少額で修理が可能になるため、まずは加入している保険内容を確認しましょう。
【保険が適用される条件の一例】
- 台風や強風で屋根や外壁などが破損したことが原因である
- 被害発生後、速やかに保険会社に連絡した
- 施工前に写真を撮るなど、被害の証拠を残している
- 経年劣化や施工不良によるものではない
▶︎ 台風後はすぐに写真を撮影しておくことが大切です!
雨漏り修理費用の相場
修理費用は、被害箇所や規模、建物の構造などによって大きく異なります。
以下は、代表的な修理内容とその相場です。
修理箇所 | 費用の目安 |
---|---|
瓦屋根・スレート屋根の補修 | 1〜45万円 |
棟板金(屋根のてっぺん部)の修理 | 3〜20万円 |
谷樋(屋根の谷部分の雨樋)の交換 | 8〜20万円 |
ベランダの防水・補修工事 | 3〜25万円 |
外壁のひび割れや隙間の補修 | 5〜50万円 |
窓まわりの防水処理 | 3〜25万円 |
【参考】ケース別の費用感
- 小規模な補修(シーリング補修・部分交換など):1〜10万円程度
- 屋根材の一部交換や防水シート補修:10〜30万円程度
- 広範囲の防水工事や構造部補修:30万円〜50万円以上
※費用は目安です。現地調査のうえで正式な見積もりを取得しましょう。
雨漏りでの火災保険の適用条件

台風被害での雨漏りを修理する場合には、まずは加入している火災保険で補償が受けられるか確認してみましょう。
補償が受けられる場合
台風や竜巻、暴風など強い風によって生じた損害の場合は「風災」という項目に当てはまるため、火災保険による補償を受けることが可能です。風災とは、台風や竜巻、暴風など強い風によって生じた損害のことです。
風災は最大瞬間風速20m/s以上の強風が3秒以上吹いた場合に認定されます。台風は約40m/s以上の風が吹きますので認定されることのほうが多いです。
強風により屋根瓦が飛ばされたり、飛来物によって破損した雨漏りであれば、火災保険が適用され補償を受けることができます。
補償が受けられない場合
なかには、台風被害によって生じた雨漏りでも、火災保険が適用されないケースもあります。例えば、家の経年劣化により、大雨や洪水に耐えられず雨漏りした場合は、補償対象外となるケースがあります。
長年の紫外線や風雨による塗装の劣化、防水シート・コーキング材の劣化など、強風が直接の原因になっていない場合は、火災保険が適用されず補償を受けることができません。しかし、実際に台風が原因なのか、経年劣化が原因なのか、素人が見分けることは困難です。
専門家が調査した結果、風災と認められたというパターンも多くありますので、一度リフォーム業者へ相談してみることをおすすめします。
これ以外にも、被災してから3年以内であること、補償費用が免責金額を超えることなどの条件があります。これらの適用条件は保険会社によっても変わってくるので、加入している保険内容を確認しておくと安心です。
▶︎ 火災保険で修理できるもの・できないものとは?対象物や適用条件を解説!
参考:火災保険の補償範囲とその選び方を解説|ダイレクト火災保険iehoいえほ
雨漏り修理で火災保険を申請する方法

では、実際に火災保険を申請する方法を見ていきましょう。難しく感じる手順でも、大まかな流れを知っておくといざというときにスムーズに進めることができます。
1.保険会社へ連絡
雨漏りを発見したら、まずは保険会社へ連絡しましょう。損害が発生した日時や原因をできるだけ詳しく伝えることが大切です。
2.修理業者へ連絡・見積もり依頼
修理業者は自分で探し、連絡する必要があります。修理業者は修理費用の相場と比較したり、無料点検を行なってくれる業者が安心です。
3.提出書類の作成
補償を受けるためには、さまざまな書類を保険会社に提出しなくてはなりません。保険金請求書・修理見積書・罹災証明書など、なかには自治体から取り寄せなければならないものもあります。損害箇所の写真が必要になる場合もあるので、送付前に必要書類をしっかりと確認しておきましょう。
4.保険会社へ書類の送付
準備した書類を保険会社に送付します。書類の不足や記入に不備がないか、印鑑が押してあるかをチェックしましょう。
5.鑑定人の調査
申請後、保険会社から「損害保険登録鑑定人」と呼ばれる調査人が派遣されることがあります。損害保険登録鑑定人は、災害により発生した損害額の算定をしたり、保険対象となる評価額を設定したり、損害の原因・状況が補償内容に沿っているかを調査したりする役割を担っています。
必ず鑑定人が現場を訪ねてくるわけではありませんが、損害規模が大きい場合や写真では被災と認めづらい場合などに派遣されることがあります。
6.入金
保険金の金額が確定したら、契約者指定の口座に保険金が支払われます。損害保険金は損害額から免責金額を除いた金額となっています。支払額の明細はハガキなどで送られてくるので、それを確認したら完了です。
まとめ

いかがだったでしょうか。台風による雨漏りを放置すると、大切なマイホームを傷つける原因になってしまいます。火災保険を賢く利用して、速やかに修理を行いましょう。原因によっては補償が受けられない場合もありますので、確認してみてください。
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