目次
雨漏りとシロアリの関係は?

雨漏りがシロアリ被害の大きな原因に
雨漏りとシロアリ被害には深い関係があります。実は、シロアリが発生する原因の約80%が雨漏りに起因するとも言われています。なぜなら、シロアリは湿った木材を好む性質があるからです。
雨漏りがシロアリを呼び寄せる仕組み
雨漏りによって屋根や外壁から雨水が内部に浸入
↓
柱や土台、床下の木材が湿った状態で放置
↓
湿気を好むシロアリが集まり、巣を作って繁殖
このように、雨漏りは木材を湿らせ、シロアリにとって絶好の棲みかを作ってしまうのです。
室内の水漏れにも注意
雨漏りだけでなく、以下のような生活の中の水漏れもシロアリ発生の引き金になります。
- キッチンの排水管の水漏れ
- 洗面所・浴室まわりの湿気や結露
- 給湯器や洗濯機の水漏れ
これらがあると室内の木材が慢性的に湿気を帯びやすくなり、結果的にシロアリ被害へと繋がってしまいます。
とくに「床下」は要注
床下はもともと風通しが悪く湿気が溜まりやすい場所。
雨漏りや水漏れでさらに湿度が高くなると、シロアリにとって理想的な環境となります。
- 床下にシロアリが巣を作ると、土台や柱を食い荒らす
- 放置すると建物の耐久性が大きく低下
- 修繕費が高額になるケースも…
▶︎ シロアリを放置すると手遅れになる?リフォームするべきかを解説!
雨漏りとシロアリを予防をする方法

シロアリと雨漏りが密接な関係にあることが分かったところで、シロアリ被害に遭わないための対策はどうしたらいいのでしょうか。ここではシロアリの発生を予防するための方法について解説します。
定期的に雨漏りの点検をしてもらう
まずは雨漏りの定期点検をしてもらうことが大切です。屋根の雨漏りはズレやひび割れ、屋根材の変形など小さな劣化から起こります。
しかし、屋根は普段から自分で確認することが難しい場所です。さらに素人がズレやひび割れ、屋根材の変形、塗装の状態などの原因を見つけることは困難です。雨漏りを未然に予防するために、定期的にプロに点検をしてもらい、早めに修繕をすることが大切です。
屋内の雨漏りや水漏れ箇所の修理をする
雨漏りが家の中まで侵入し、水濡れが起きた場合は、すぐに業者に修繕依頼をしましょう。
壁の内部や天井裏などが水浸しになっている可能性が高く、放っておくと木材が腐敗し、シロアリ被害が拡大してしまいます。そのため一刻も早い修繕が必要です。
定期的に床下の点検をする
シロアリの住処となる床下は、定期的な点検をしましょう。できれば年に1回程度の頻度で点検をすると良いでしょう。
定期的に点検を行うことで、シロアリが発生してしまっても被害を最小限に抑えることができます。床下のシロアリ点検は自分で確認することも可能ですが、準備も大変なので業者に依頼するのが確実です。
日常的に換気を徹底する
シロアリは湿気の多い環境を好みます。そのため床下や室内、押し入れなどの換気を小まめにして、湿気が籠らないようにするのが効果的です。
排気口や通気口の前に物が置いてあったりして塞がって湿気を閉じ込めてしまう環境になっていないかもチェックしましょう。
家の周辺を整理整頓する
家の周辺に木材やダンボールなど、シロアリの餌となるようなものを放置し内容に気を付けましょう。シロアリの好物の木材やダンボールを放置しておくとそこから屋内への通り道になってしまいます。不要な木材やダンボールなどを放置せず、家の回りは整理整頓して清潔に保つようにしましょう。
▶︎ シロアリを見つけたらどうすればいい?手遅れになる前にできる対策とは
シロアリによる建物の被害

シロアリを予防する方法がお分かりいただけたでしょうか。しかし、しっかり対策を行なって予防していても、シロアリの被害に遭ってしまうこともあります。実際にシロアリによる建物の被害はどのようなものがあるのでしょうか。ここではシロアリによって起こる被害について解説します。
シロアリ被害の初期症状は?
シロアリの被害を最低限に留めるには、できるだけ早く被害に気づくことが大切です。初期症状として下記のような症状が挙げられます。まずは、次のような症状が出ていないか確認してみましょう。
- 床がきしむ
- ドアの立てつけが悪くなる
- 壁や柱を叩くと空っぽな音がする
- 床下や外壁に蟻道を見つけた
- 床に木くずがある
シロアリは暗く湿気のある場所を好み、木材の内部を餌にしてどんどん移動するため、表面的な被害が見えにくいです。上記のような初期症状が見られる場合は注意が必要です。
被害が進行していくとどうなる?
ではシロアリの被害が進行していくと建物にどのような影響が出るのでしょうか。下記で一例を紹介します。
- 建物の強度が低下し倒壊する
- 建物の不動産価値が減少する
- 修繕費用が高額になる
シロアリに食べられた木材は中身がスカスカになって、耐久力がなくなっていきます。シロアリの繁殖を放置すると柱や建物内の木材に穴が空いてしまいます。さらに、建物の空洞化が進むと家自体の強度が低下し、地震の時に倒壊しやすくなってしまうリスクがあります。
被害が大きくなってから修繕しようとすると、何百万からひどいときには何千万とかかるケースもあります。さらに、不動産売買の際に価値が著しく減少してしまうケースもあるため、早めに対処をしておくと安心です。
参考:シロアリ被害を受けると家はどうなる?簡単にできる3つのセルフチェック |日本住環境株式会社
まとめ

この記事では、雨漏りとシロアリの関係性と予防する方法を紹介しました。シロアリは湿気や水分を好むため、雨漏りが原因で発生することが多々あります。シロアリによる被害は目に見えない箇所で起こりやすく、気づいたときには被害が甚大になっているケースもあります。
シロアリは、地面の中に潜んでいて、常に餌となる木材を探して生きています。そのため、一回きりではなく定期的な点検や予防対策が必要です。シロアリ被害を防ぎたい場合は、知識や技術のある専門の業者に点検を依頼することが最良です。
弊社は全国対応で、住宅リフォームを中心とした各種サービスを提供しております。
経験豊富なアドバイザーが無料で現地調査を行い、お客様のご要望やお悩みに沿った最適な施工プランをご提案いたします。大規模な改修から小さな修理まで、精鋭の営業スタッフと熟練の職人チームが一丸となって、迅速かつ丁寧に対応いたします。
また、太陽光発電や蓄電池、エコキュートをはじめとした省エネ設備の導入や光熱費削減につながる断熱リフォーム、環境負荷の少ない住宅づくりにも力を入れております。これからの時代に欠かせない“エコリフォーム”をお考えの方にも、しっかりと対応可能です。
- 修理できるのかを知りたい…
- 外壁塗装の仕上がりイメージがつかない…
- 火災保険を使える修理なのか知りたい…
- 雨漏りしていて困っている…
- 屋根の老朽化が気になる…
- カビや結露が発生しやすい…
- 光熱費を抑えたいので断熱リフォームを考えている…
- 電気代が上がってきたので、太陽光発電や蓄電池を検討している…
- エコキュートの使い方や買い替え時期に悩んでいる…
- 省エネリフォームの補助金について詳しく知りたい…
このようなお悩みをお持ちの方は、まずはお気軽に無料の現地調査をご依頼ください。
リフォームも、エコも、お住まいのことならすべて弊社にお任せください!