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雨樋(あまどい)は、普段あまり意識しない場所にありますが、実は家の寿命や外壁の傷みに大きく影響する「縁の下の力持ち」です。今回は、ちょっとした道具と時間でできる「雨樋のお手入れ方法」と、「放置した時のリスク」、さらに「プロに依頼するメリット」まで、詳しくご紹介します。
【準備編】用意するもの

まずは安全・確実にお手入れを行うために、以下の道具を用意しましょう。
・ ハンディーほうき、トング(枯葉やゴミを取るため)
・ 長い針金や丈夫な棒(詰まりの除去に便利)
・ ホース、または水を溜めたバケツ(排水チェック用)
・ 脚立やはしご(安全第一!安定したものを選びましょう)
ワンポイント!
滑り止めの手袋や長袖の服もあるとケガ防止になります。
【作業編】雨樋のお手入れ手順

1. 必要な道具を準備する | 高所作業になるので、できれば2人以上で安全を確認しながら行いましょう。 |
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2. 雨樋のゴミや落ち葉を取り除く | ハンディほうきやトングを使って、溜まったゴミを丁寧に除去します。 |
3. マス(集水器)の中をきれいに掃除 | 角にゴミが詰まりやすいので、見逃しがないようチェックしましょう。 |
4. ホースで水を流してみる | スムーズに水が流れるかどうかを確認します。縦樋から勢いよく水が出ればOK! |
5. 水の流れが悪ければ詰まりを除去 | 針金などを使って、上から突いたり抜き差しして詰まりを取り除きます。それでも流れが悪い場合は、下の方が詰まっている可能性も。 |
参考:雨樋|お手入れ【公式】セキスイハイムのオーナーサポート
雨樋の掃除を怠るとどうなる?

雨樋は屋根に降った雨水を地面までスムーズに排水するための重要な役割を担っています。
しかし、外にさらされているため、落ち葉・泥・砂・虫の死骸などが溜まりやすく、詰まりやすいのが難点です。
放置すると以下のような問題が発生します:
・ 雨水がうまく流れず、あふれた水が外壁を傷める
・ 水の重みで雨樋がたわむ・歪む
・ 勾配が狂って、全体交換が必要になるケースも
これらはすべて、小さな詰まりを放置した結果。
「ちょっと掃除すればよかったのに…」と後悔する前に、定期的なお手入れが大切です。
雨樋は安いけど、工事は高くつく?

雨樋そのものの材料費は比較的安価ですが、いざ「交換」となると話は別。
というのも、高所作業に足場が必要になることが多いからです。
・ たった1箇所の交換でも足場を組むと数万円〜十万円以上の出費に
・ 「今回は見送ろう」と放置→次々と他の箇所も傷む
・ 結局は全交換に至る悪循環も
だからこそ、「壊れる前」の掃除・点検が費用の節約にもつながるのです。
▶︎ 雨樋が壊れてしまった。破損の主な原因と修理費用の目安を解説
無理せずプロに依頼するのもアリ!

高所作業は転落事故の危険もあり、無理に自分で行うのはおすすめできません。
・ 脚立やはしごがない
・ 高所が苦手
・ ご自身やご家族の安全が気になる
こうした場合は、プロの業者に依頼する方が安心・確実です。
清掃だけであれば、1万〜3万円程度で対応してくれる業者も多数あります。
また、屋根や外壁の点検も合わせて行ってくれることが多いため、
築年数が10年以上経っている場合は特に、定期的な点検がおすすめです。
まとめ

雨樋の寿命を延ばすためには、日頃のちょっとしたお手入れが何よりも効果的だということです。普段は目立たない部分ではありますが、実際には家全体を守る大切な役割を果たしており、そこに落ち葉や泥が詰まるだけで水の流れが滞り、外壁や基礎にまで影響を与えてしまいます。
さらに、雨樋の掃除を怠った結果、勾配が狂ったり破損してしまった場合は、足場を組んでの大掛かりな工事が必要になることもあり、費用も一気に膨らんでしまいます。それを避けるためにも、年に1〜2回の点検と清掃がとても重要です。ただし、高所作業には常に危険が伴います。脚立やはしごを使って無理をするよりも、不安がある場合は専門業者に任せた方が安心です。費用も想像以上に手頃で、ついでに家全体の点検まで行ってくれるケースも多く、長い目で見ればコストパフォーマンスにも優れています。
大切なのは、「まだ大丈夫」ではなく「壊れる前に手を打つ」こと。日々のちょっとした意識と行動が、家の健康を保ち、将来的な出費を抑えることにつながります。
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